ボーダーコリーの性格についてお話します。
ボーダーコリーは非常に知能が高い犬種であると言われています。
その原因は、実用的な牧羊犬として作られてきたという歴史にあると言われています。
ある動物学者によると、全犬種の中で最も知能が高いという実験結果が出たそうです。
その実験結果がどれほど正確なのかはわかりませんが、
知能の高い犬種であることは誰もが認めるところです。
したがって、うまくしつけをすれば、
良き家族になってくれることは間違いありません。
その反面、しつけに失敗すると、手のつけられない犬になってしまいます。
血統書付の犬の中で、
捨てられる数が多い犬種の上位にボーダーコリーはきているのも、
しつけに失敗した場合の難しさが原因だと思われます。
もちろん、飼うのが大変である理由は、これだけではありません。
別の項目で述べましたが、ボーダーコリーは非常に運動好きな犬です。
そのため、毎日、十分な運動をさせることが不可欠です。
したがって、毎日の散歩はかなり大変です。
特に、十分な運動スペースを確保することが困難である
都市部では、その傾向が顕著です。
そういった事情も、飼育放棄の増加の一因になっているのかもしれません。
ボーダーコリー
パピヨン
パグ
シーズー
ヨークシャーテリア
ボーダーコリーには、いくつかの特徴があります。
まず、その被毛は季節によって生え換わるダブルコートです。
したがって、抜け毛の量は非常に多いといわれています。
そして、被毛の模様は二色であるのが通常です。
色は黒と白というタイプが非常に多いようですが、
マーブルと白、茶色と白など他のタイプもあります。
目の周りに色のついた毛が生えているタイプが理想的とされているため、
それ以外の模様の場合には、低価格で販売するブリーダーもいるようです。
オスの体高は53センチ、体重は14から22キロ程度が一般であり、
メスはこれよりも小柄です。
そして、ボーダーコリーの最大の特徴は、その運動性能の高さです。
ボーダーコリーは優秀な牧羊犬として名をはせてきた犬種であるために、
広大な牧草地帯を走り回るだけの心配機能と筋肉をもっているのです。
したがって、全犬種の中で最も運動性能が高いといわれています。
そのため、アジリティやディスクドッグなどの大会に出てくる犬の多くは
ボーダーコリーとなっています。
さらに、注目すべき特徴としては、その知能の高さが挙げられます。
とある動物学者によると一定の作業をさせる場合において、
最も高い知能を有していたという実験結果が出たのは
ボーダーコリーであったそうです。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
ボーダーコリーは、9世紀から11世紀前後に、
スカンジナビア半島に住んでいたヴァイキング達が
イギリスに持ち込んだ牧畜犬に由来すると言われています。
この牧畜犬と他の犬種を交配させて作られたのがボーダーコリーです。
「ボーダーコリー」という名前の由来は、諸説あります。
最も有力なのが、以下のような説です。
英語でボーダーとは境界を意味します。
そして、ボーダーコリーの原産地は
イングランドとスコットランドの境界地域であったといわれています。
これらの事実から、イングランドとスコットランドの境界地域の犬という意味で、
ボーダーコリーという名前が作られたと推測されています。
ボーダーコリーは現在でもオーストラリアや
ニュージーランドにおいて牧羊犬として活躍しています。
その事実からわかるように、ボーダーコリーは牧羊犬として
非常に優れた能力を有しています。
それゆえ、実用的な犬であると考えられてきました。
したがって、貴族達に愛された他のコリー種とは異なり、
地味な犬として、その知名度は非常に低いものでした。
そのため、イギリスのケンネルクラブにも長らく登録されませんでした。
しかし、その愛くるしい容姿と
知能・運動能力の高さに惚れ込んだ愛犬家達の活動によって、
1976年にイギリスのケンネルクラブに登録されました。
ゴールデンレトリーバー
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
ボーダーコリーの深刻な遺伝的疾患として、
CL病、あるいはNCL病と呼ばれる遺伝的疾患があります。
これは、犬の身体の神経細胞を冒す病気です。
この病気の恐ろしいところは、発症後の治療法がなく、
発症したら必ず死に至るという不治の病であるという点です。
牧羊が盛んであり、ボーダーコリーが非常に多いオーストラリアなどでは、
かなり前から深刻な疾患であると認識され、対策がとられてきました。
そのオーストラリアにおいてさえ、治療法は見つかっておりません。
したがって、今、採りうる最も有効な対策は、
そういった遺伝的疾患を持ったかわいそうな犬を産まない、
増やさないようにするということしかありません。
最近は日本でも、認知されつつありますが、
まだまだ十分に知れ渡っているとはいえない状況です。
この記事をご覧になったかたは、
是非とも、こういった病気があるということを多くの人に知らせてあげてください。
そして、1匹でも不幸なワンちゃんを減らすための
努力をしてくれる方が増えることを祈りましょう。
さて、このCL病についてもう少し、詳しく見てみましょう。
CL病は進行性の病気です。
この病気のキャリアは、生まれながらにして、
体の細胞にセロイド様・リポフスチン様の蓄積物質を
ためてしまうという欠陥が存在しています。
脳細胞も例外ではなく、これらの物質を蓄積していきます。
その結果、脳に障害が発生し、様々な神経症状が出てきます。
例えば、運動障害、知的障害、視力障害などです。
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
コーギー
ラブラドールレトリーバー